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ボランティアで障害児の散髪、30年で幕 京都の美容室

散髪ボランティアの美容師に髪を切ってもらい笑顔を見せる子ども(長岡京市井ノ内)
散髪ボランティアの美容師に髪を切ってもらい笑顔を見せる子ども(長岡京市井ノ内)

 京都府長岡京市井ノ内の府立向日が丘支援学校で京都市の美容室が30年以上にわたって続けてきた「散髪ボランティア」が終了することになり、最後の散髪会がこのほど開かれた。同校の寄宿舎で生活する子どもたちが美容師に髪をきれいにカットしてもらい、「ありがとう会」も開いて長年の取り組みに感謝した。

 散髪ボランティアを行ってきたのは上京区のレーコ美容室。地域貢献とスタッフの育成を目的に、1980年代の初めから同校に出向き、身体障害や知的障害の子どもたちの髪を切ってきた。

 障害児の散髪は、車いすが店舗に入りにくかったり、見知らぬ人に触られるのを嫌がったりするため、保護者が行うことも多い。

 同美容室の取り組みによって、子どもたちは知らない人とコミュニケーションする体験を積めたといい、地域の理髪店や美容室に通えるようになった子どもが増えたことから、散髪ボランティアを終えることにした。

 最後となった15日の散髪会では、寄宿舎の小学部~高等部の子ども6人が髪を切った。夏らしく短めのさわやかな髪型にしてもらったり、カット後に三つ編みにしてもらったりし、職員から「かっこいい」「かわいい」と声を掛けられると、少し照れくさそうに笑顔を浮かべた。

 散髪後のありがとう会では、生徒の代表が「お世話になり、ありがとうございました。なくなってしまうのは残念です」とお礼を述べ、同美容室ゼネラルマネージャーの松岡巨樹さん(38)らに花束と記念品を手渡した。

 松岡さんは「僕たちも勉強させてもらった。今日で最後になったが、また何かの機会にお手伝いしたい」と話していた。

【 2015年06月18日 10時58分 】

ニュース写真

  • 散髪ボランティアの美容師に髪を切ってもらい笑顔を見せる子ども(長岡京市井ノ内)
  • 長年の取り組みに感謝して松岡さん(右から2人目)らに記念品を渡した
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