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警官のストレス、看護師より低い? 京都の女子大生調査

下鴨署での調査結果について話し合うインターンシップ参加学生(京都市左京区・京都ノートルダム女子大)
下鴨署での調査結果について話し合うインターンシップ参加学生(京都市左京区・京都ノートルダム女子大)

 京都府警の所轄署員のストレスはどの年代でも変わらない-。下鴨署員を調査した京都ノートルダム女子大(京都市左京区)の調査でこんな結果が浮かび上がってきた。先行研究のある看護師と比較すると、ストレスを示す度合いは大幅に低かった。監修した教授は「組織的にストレスが集中しないようにできているのではないか」と推測する。

 調査したのは、9月に下鴨署にインターンシップをしていた京都ノートルダム女子大心理学部3年の学生4人。河瀬雅紀教授ら計4人の教員も監修した。過度で持続的なストレスを受けた際、対処できず疲れ果ててしまう「バーンアウト」の状態を調べるのが目的。

 署員130人(全署員195人、回収率66・6%)からアンケートを回収した。「我を忘れるほど仕事に熱中することがある」「体も気持ちも疲れ果てたと思うことがある」「仕事の結果はどうでもよいと思うことがある」など17問を「いつもある」「しばしばある」など5段階で尋ねた。

 アンケート結果では、ストレスの強さを示す「バーンアウト得点」に勤務年数による差はなかった。ストレスについての自由記入では「仕事の進捗状況が悪いとき」がどの年代でも最も多かった。また、30代以上では「意思の疎通を図れないとき」が目立った。

 アンケートを得点化し解析すると、無気力の度合いを示す「情緒的消耗感」、人間関係に投げやりになる「脱人格化」、やる気を失う「個人的達成感の後退」の三つの尺度いずれも、調査事例のあった看護師と比べて、同署員の数値は低かった。

 学生は「看護師は常に患者の気持ちに寄り添う配慮が求められるが、(ストレス)解決に向けて直接的行動が必ずしも取れない。警察官の方が、仕事の区切りがつくため達成感が強くなるのでは」と考察した。

 調査に関わった高井直美教授(発達心理学)は「下鴨署が特別にいいのか分からないが、職場として健康だと思う。年齢を重ねても得点が悪くはならず、成熟できる職場だとわかる」と語る。

【 2015年11月04日 15時00分 】

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