出版案内
福祉事業団
47NEWS

原発安全協定、段階的に 高浜めぐり滋賀知事と2市長

高浜原発をめぐる安全協定
高浜原発をめぐる安全協定

 滋賀県の三日月大造知事と高島市の福井正明市長、長浜市の藤井勇治市長が13日会談し、高浜原発(福井県高浜町)に関する安全協定を関西電力との間で早期に結ぶ方針を確認した。立地自治体並みの権限を求める立場を強調しつつ、「すぐに考えが通らない現実」(三日月知事)と折り合いをつけるため、段階的に内容を充実させる方向で締結へ踏み出すことになった。

 3氏は同日、大津市の県公館で意見交換した。会合後の記者会見で三日月知事は、立地自治体並みに同意権などが必要との立場で県と2市は一致しているとした上で、「何らかのかたちで協定を結び、今後につなげる必要性も議論した。私たちの主張を踏まえて(関電から)回答があると思うし、そうならない場合の対応も判断しなくてはいけない」と述べ、協議が大詰めにあることを示唆した。

 県と2市は高浜以外の福井県内の原発に関して2013年に協定を締結した。当時は高浜原発について、協定よりも自治体の権限が弱い内容を提示され、締結に至らなかった経過がある。一方、原発5キロ圏に舞鶴市が含まれる京都府が今年2月、関電との間で再稼働の同意権を含まない協定を締結した。

 現状では、立地自治体並みの権限を盛り込む協定締結は難しい状況で、福井市長は、美浜原発がある福井県美浜町に隣接していない長浜市が関電と協定を結んだ事例を挙げ、「『隣々接』の協定をスタートにして必要の都度、見直せばよい」との見解を示した。

 直接、今回の協定には加わらない藤井市長も「(立地自治体並みに)こだわると事業者が乗ってくれない。次善の策としての協定を結び、そこをスタートに活動していく」と述べ、締結を優先すべきとした。

 関電は高浜原発3、4号機を年明けにも再稼働させる計画。福井地裁が出した再稼働差し止めの仮処分に対する異議審は11月に審理を終えており、決定が覆れば再稼働が現実的となる。

【 2015年12月14日 22時40分 】

ニュース写真

  • 高浜原発をめぐる安全協定
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース

      スポーツ

      伝説騎手、30年の軌跡 京都で「武豊」展始まる

      20160527000150

       日本競馬界をけん引する騎手・武豊さん(47)=京都市伏見区出身=の「デビュー30周年記..... [ 記事へ ]

      経済

      自動運転でトラック隊列
      いすゞと日野が共同開発へ

      20160527000109

       いすゞ自動車と日野自動車は27日、トラックの自動運転技術を共同で開発すると発表した。車..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      水墨、浮遊する生命感 京都・芳春院の襖絵が完成

      20160527000152

       京都市北区の大徳寺塔頭・芳春院の襖(ふすま)絵が完成し、特別拝観に先駆けて27日、関係..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      「青い目の人形」 贈り主の孫夫妻 京都・高倉小を訪問

      20160527000026

       日米友好の懸け橋として戦前に米国から贈られた「青い目の人形」がある京都市中京区の高倉小..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      米宇宙船と日本衛星相乗り
      月面着陸にも挑戦

      20160527000124

       米航空宇宙局(NASA)は27日、2018年に予定する次世代宇宙船「オリオン」の無人試..... [ 記事へ ]

      国際

      オバマ氏広島訪問、未明に速報
      米メディアが高い関心、生中継

      20160527000119

       【ワシントン共同】オバマ米大統領の27日の広島訪問について、米メディアは米時間の未明に..... [ 記事へ ]