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全市民9万人分ヨウ素剤備蓄 京都・亀岡市

倉庫に搬入された安定ヨウ素剤を確認する市職員(亀岡市篠町・市立病院)
倉庫に搬入された安定ヨウ素剤を確認する市職員(亀岡市篠町・市立病院)

 京都府亀岡市は29日、原子力災害に備えて甲状腺被ばくを抑える安定ヨウ素剤の備蓄を始めた。同市は福井県の原発から30キロ圏外にあるため備蓄は必要とされていないが、独自の安全対策として全市民分の薬剤を市立病院(篠町)に搬入した。

 原子力規制委員会の指針では、5キロ圏内でヨウ素剤の住民への事前配布、5~30キロ圏内で備蓄を各自治体に求めている。

 亀岡市は最も近い関西電力高浜原発(福井県高浜町)からでも50~70キロの位置にある。だが風向きによっては放射性物質の飛来を否定できず、市議会から原発事故の避難対策への要望も出ていたことから、「市民の不安解消のため」として2015年度当初予算に備蓄費用を盛り込んでいた。

 この日、全市民と市内滞在者の計9万2800人分のヨウ素剤(錠剤17万3千錠、粉末剤75グラム)が市立病院に納入された。市職員が薬剤の状態などを確かめ、倉庫や保管庫にそれぞれ収めた。

 配布が必要になった際、市職員が病院から市内の学校や保育施設、自治会に薬剤を運び、各地で住民らに配る方針。配布マニュアルを医師会や薬剤師会などと協議して16年度内にもまとめる。

 市自治防災課は「放射性ヨウ素の影響が特に大きいとされる子どもが優先的に服用できる態勢を整えたい」としている。

【 2016年03月01日 12時24分 】

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