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京都・亀岡盆地を洪水モデル化 京大グループ考案

 2013年9月に台風18号で豪雨被害を受けた京都府亀岡市・亀岡盆地の記録などを基に、京都大防災研究所の田中茂信教授と工学研究科大学院生の原田航太さんらが、桂川流域の詳細な洪水推定モデルを考案した。堤防の一部を低めに作って水の逃げ道を設ける日本独自の治水法「霞(かすみ)堤」がある亀岡盆地の特徴を反映させた。霞堤を活用しているほかの地域でも応用できるという。

■片側低い堤防、特徴反映

 亀岡市や福知山市など府内各地にある「霞堤」は、増水時には低めに作った堤防部分から水が流れ出て遊水池にたまる。両岸の堤防が同じ高さであることが前提の従来の推定モデルでは、両岸で高低差のある霞堤での詳細な洪水推定は困難だった。

 グループは、約1100平方キロの桂川流域を50メートル四方メッシュで解析。そのうち亀岡盆地を流れる桂川周辺は、霞堤部分などの高低差をより細かく算出してコンピューターシミュレーションに適用した。結果、13年の台風18号による浸水被害を正確に再現。霞堤を越えて遊水池に流れ込んだ水が、水量の減った後に川へ戻る過程も表現できた。

 今後、霞堤の有無による洪水被害の違いや経済リスクの算出も視野に入れるという。田中教授は「土地の特徴を考慮した被害予測を通し、効率的な防災計画に結びつけられる」と話している。

【 2016年03月06日 17時01分 】

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