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“不戦敗”自民票に照準 京都3区補選擁立の各党

イベント会場を訪ね、市民にあいさつして回る衆院選京都3区補選の立候補予定者(左)=京都市伏見区・伏見港公園
イベント会場を訪ね、市民にあいさつして回る衆院選京都3区補選の立候補予定者(左)=京都市伏見区・伏見港公園

 衆院京都3区補欠選挙(4月12日告示、24日投開票)で12日、自民党の「不戦敗」が確定した。これまでに候補者擁立を決めた民主党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党は、自民支持層の取り込みを狙って今後、激しい駆け引きや戦略をめぐらせることになりそうだ。

 補選に泉健太衆院議員(41)=比例近畿=を擁立する民主は、13日の府連定期大会で「いずれの選挙においても共産党と共闘しない」と明記した決議を採択する予定だ。党本部レベルでは安倍政権に対抗するため共産などと国政選挙の連携も含めた野党共闘を進めるが、京都では一線を画し、党派色を薄めて自民支持層に照準を合わせる。

 自民不在の選挙戦を「戦いやすい」と歓迎するのは、おおさか維新の馬場伸幸幹事長。「大阪でもそうだが、保守の支持層が維新を応援してくれている」と自信をのぞかせる。同党は12日、党職員で新人の森夏枝氏(34)の擁立を決めた。自民に正式な支援要請は行わない考えだが、地元の京都維新の会幹部は「民主を勢いづかせたくないのは自民もうちと一緒」と語る。

 派遣社員で新人の小野由紀子氏(37)擁立を決めた日本のこころは、「親自民」を自認する。中野正志幹事長は「保守政党であることを理解してもらえれば、十分に自民票を取り込める」とみる。小野氏の父親が伏見区の自民京都市議(昨年引退)の支援に携わってきたこともあり、人脈も生かした支持拡大を目指す。

 京都3区では2014年の衆院選で、今回議員辞職した宮崎謙介氏が自民公認で立候補し、約5万9千票を獲得した。今回の補選で自民は、自主投票とすることが濃厚。支持層が他党の「草刈り場」になることに危機感を強める自民府連の西田昌司会長は「本選挙(次期衆院選)の候補者を早急に選ぶ」と話す。補選の告示前には決める方針で、「次の候補者」の名前を示しておくことで、補選でも他党に自民票が流れにくくする狙いを秘める。

 自民票をめぐる争いの一方、京都で民主との「共闘」が前進しない共産党は、いまだに対応が決まらない。渡辺和俊府委員長も「党中央(本部)同士の話し合いで打開を図っている」と言葉は少ない。3区内のある共産地方議員は「すんなりいかない状況もよく分かる。じっくり話し合ってもらうしかない」と推移を見守る。

【 2016年03月13日 09時41分 】

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