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胎教アドバイザー講座が人気 京都、他都市にも拡大へ

受講生に胎教の実践法を講義する山村さん(左)=京都市下京区・キャンパスプラザ京都
受講生に胎教の実践法を講義する山村さん(左)=京都市下京区・キャンパスプラザ京都

 胎児に語りかけるなどコミュニケーションしながら絆を紡ぐ胎教の普及を目指し、胎教協会(京都市下京区)が3年前に始めた「胎教アドバイザー資格講座」が注目を集めている。助産師などの関心が高く、現在、京都など3会場で実施している講座を他都市に広げる計画だ。同協会は「子育ては赤ちゃんがおなかにいるときから始まっていることを伝えたい」という。

 ベビー用品メーカー・コンビが運営するコミュニティーサイト「コンビタウン」が2年前に実施した調査によると、6割の妊婦が音楽を聴くなどの胎教を実践していた。母親の精神状態が胎児の情緒に影響を及ぼすことは研究などでも知られている。

 胎教協会は、医療従事者らの「実践法や効果を伝えるために体系的に学ぶ場がほしい」との声を受け、乳幼児教育に携わってきた保育士山村尊子さん(39)が発足させた。

 講座では協会代表の山村さんが講師を務め、胎教の歴史のほか、妊婦をリラックスさせる呼吸法など8科目を3カ月から1年かけて学ぶ。京都、東京と名古屋の3会場で実施し、通信制コースもある。

 2月24日にキャンパスプラザ京都(下京区)で始まった講座には、助産師やマタニティーセラピストなど女性6人が参加した。産婦人科の看護師杉原美代子さん(53)=広島市=は「胎教の大切さを伝えることが妊婦さんのケアから抜け落ちていると感じる」と受講の動機を語り、熱心に講義を聴いていた。

 これまでに63人が受講し、今後は福岡、岡山、兵庫県の会場でも開講する予定。受講後、試験に合格すればアドバイザーとして胎教の普及にも取り組む。山村さんは「胎教には家族の絆を強め、虐待を防ぐ効果もある」と、受講生の活動が広がることを期待している。胎教協会TEL075(322)0126。

【 2016年04月01日 15時00分 】

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