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福島とチェルノブイリ、原発事故写真で追う 京都で展覧会

福島県とチェルノブイリ周辺のまちの移ろいを追った中筋さんの写真展(京都市中京区・同時代ギャラリー)
福島県とチェルノブイリ周辺のまちの移ろいを追った中筋さんの写真展(京都市中京区・同時代ギャラリー)

 原発事故があった福島県と旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリのまちの移ろいを追った写真展「流転」が、京都市中京区三条通御幸町東入ルの同時代ギャラリーで開かれている。人々が紡いだ生活を奪った事故の悲惨さと、まちの現状を伝える。

 カメラマンの中筋純さん(50)は、2007年からチェルノブイリを、12年から福島県富岡町や浪江町を撮影し続けている。両原発事故とも国際評価尺度(INES)で最悪の「レベル7」であることから、「比較をタブー視せず、国際的な尺度で同時に検証すべき」と写真展を企画した。

 会場には85点を展示。数年間をかけて撮影したという、朽ちていく民家や生い茂る草木を定点で切り取った連続写真のほか、学用品が残ったままの学校や高台から望んだ人けのない町並みなど、双方のまちの様子を隣に並べ、事故後の時間経過を示した。

 福島側では、除染廃棄物を詰めた黒いフレコンバッグに埋め尽くされた球場や腐敗した商品が散乱するスーパー内部などの大型写真もある。

 中筋さんは「そこに暮らした人々が犠牲になったことを忘れてほしくない。まちの『記憶』を記録し続けたい」と話している。正午~午後7時で、6日の最終日は午後5時まで。入場無料。

【 2016年11月03日 09時45分 】

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