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子の性暴力被害なくそう 大津のNPO、小中学校へ出張講座

 犯罪被害者支援に取り組む大津市のNPO法人などが4月から、滋賀県内の小中学生らを対象にした性暴力の啓発講座を始める。卑劣な性暴力について、わかりやすく学ぶ機会を低年齢から提供。もしも立場の弱い子どもが被害に遭った場合、信頼できる大人や専門機関に早期に相談するよう伝え、精神的な負担軽減につなげる。

 性犯罪に遭った市民の電話相談窓口「SATOCO(サトコ)」を運営するNPO法人おうみ犯罪被害者支援センター(大津市)や県産科婦人科医会などが連携して実施する。

 同センターによると、サトコに寄せられる相談の半数ほどが10代の女性からで、成人女性の中にも幼少期の経験がトラウマになっている被害者がいる。そこで、子どもが早い段階から性暴力への理解を深め、いたずらなどをされそうになったら声を上げたり、周囲に打ち明けたりしやすい環境を整えるため、啓発講座を企画した。

 講座は要望のあった学校に出向き、センターの性犯罪専門相談員が講師を務める。他人に体を触られたり見られたり、逆に体を触らされたり見せられたりする行為なども性暴力に当たると説明。加害者の約8割が顔見知りの犯行とされ、男性も被害者になり得ることなどを伝える。

 センターの松村裕美支援局長は「被害者の多くは『誰にも言うな』と言われ、気持ちを押し殺して生きている。でも、被害者が悪い訳ではない」と強調。その上で「自分の体と心は自分のもの。嫌なことは嫌と言えるよう子どもの時に意識付けし、一人で悩む被害者を減らしたい」と話す。

 講座は小中学校の教員や保護者の研修向けにも開く。受講希望者を募集中。問い合わせはセンターTEL077(525)8103。

【 2017年03月27日 09時00分 】

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