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「原発事故で夢壊された」 京都地裁、避難者訴訟

 東京電力福島第1原発事故による京都府内への避難者ら58世帯が東電と国に損害賠償を求めた集団訴訟の第25回口頭弁論が29日、京都地裁(浅見宣義裁判長)であった。4回目の本人尋問があり、原告らは避難のために生きがいだった仕事を諦めざるを得なかった心境などを語った。

 福島県郡山市から京都市に避難した40代男性は、お好み焼き屋を経営していたが、生まれたばかりの娘の健康を考え、店の権利や調理設備を売却。京都では思うような仕事に就けなかった。一昨年春に福島県内に戻って開業したが、売却した店を見ると苦しい思いに駆られ、「妻と2人でこつこつと積み上げた夢を壊された。私の生活は事故で狂わされた」と訴えた。

 福島県二本松市から京都市に避難した40代の女性は工房を構え、陶芸などで生計を立てていた。だが、子どもへの影響を考え、短期の避難を繰り返した末に京都に来た。「工房は娘と同じくらい大事だった。生きがいであり、大切なものを失った」と語った。

 口頭弁論後、茨城県から京都市に避難する川﨑安弥子さん(50)は28日の高浜原発運転差し止め仮処分を取り消した大阪高裁の決定について、「福島の原発事故がまるで収束しているかのような判断でショックだ。もっと広く原発の危険性を訴えていきたい」と話した。

【 2017年03月29日 23時00分 】

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