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「共謀罪」自民西田氏「ほっとした」、民進福山氏「自殺行為」

 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を創設する改正組織犯罪処罰法は15日、参院法務委員会での採決を省略する「中間報告」を経て参院本会議で可決、成立した。与党の強引な審議の進め方に、京都、滋賀の野党議員からは「数の横暴」「加計問題隠しだ」と批判が相次いだ。

 民進党の福山哲郎参院議員(京都選挙区)は「数の力で審議をつぶす言論の府の自殺行為だ。非常に腹立たしい」と気色ばんだ。14日夜の本会議では法相問責決議案の賛成討論に立ち、質問時間を大幅に超えて批判を展開して抗議の姿勢を示した。「処罰対象の範囲などをめぐる法相の答弁は二転三転している。国民の不安と疑念を払拭(ふっしょく)できていない」と訴えた。

 15日未明の衆院本会議で内閣不信任決議案の賛成討論に立った同党の泉健太衆院議員(京都3区)は今後の憲法改正論議を見据え「少数派も含め多様な意見を認識するのが民主主義のプロセスだ。効率性や迅速さを求めて飛ばすことが許されるなら、憲法審査会などもいつ骨抜きにされるか分からない」と不信感をあらわにした。

 共産党の倉林明子参院議員(京都選挙区)は「究極の強行劇だ。加計学園問題での追及を避けるため、国会を早く閉じたいという自民党や官邸の判断が働いたのは間違いない」と語気を強める。森友、加計学園問題も踏まえ「安倍政権は行政の私物化の疑惑があるのに解明の責任を果たしていない。国会も私物化するのか」と憤った。

 これに対し、参院法務委員会で自民党の筆頭理事として調整役を担った西田昌司参院議員(京都選挙区)は「国民の命を守る法が成立し、ほっとしている。野党に配慮し衆院以上の審議時間を確保するつもりだったが、野党が法相の問責決議案などを出して審議拒否したことは残念だ」と振り返った。中間報告については「批判は甘んじて受けるが、野党の廃案ありきの日程闘争で仕方なかった面がある」と理解を求めた。

 同党の二之湯武史参院議員(滋賀選挙区)は「先にカードを切ったのは野党側だ。与野党が信頼感を持って委員会運営することは不可能だった」と突き放した。同党の伊吹文明衆院議員(京都1区)は「昔ならば不信任決議案などにかけた時間を議論に充てるよう(与野党間で)話し合いができた。今はパイプが詰まっている」と指摘した。

【 2017年06月15日 23時05分 】

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