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小学姉妹が「ヘアドネーション」 京都、医療用かつらに寄付

寄付用の髪を切った後、記念撮影する妹の白鳥さん(左)と、カットの準備をする姉の心花さん(中央)=京都市中京区
寄付用の髪を切った後、記念撮影する妹の白鳥さん(左)と、カットの準備をする姉の心花さん(中央)=京都市中京区

 子ども向けの医療用かつらを作るため毛髪を寄付する「ヘアドネーション」の活動が広がる中、京都市左京区の小学生姉妹が自分たちの髪の毛を寄付した。子どもは寄付に必要な31センチ以上の長さを確保しにくいこともあり、ヘアドネーションに取り組む例は少ないが、姉妹の母親は「誰でもできることを知ってほしい」と話す。

 同区のノートルダム学院小4年大塚心花(こはな)さん(9)と1年白鳥(しとり)さん(7)姉妹。数年前に家族でスイスに住んでいた際、毛髪を寄付する人に多数出会い、母あゆみさん(40)が「子どもでも、お金をかけなくても、誰かの役に立てることを知ってほしい」と、ヘアドネーションを目標に髪を伸ばすことを勧めてきた。

 心花さんは生まれてから一度も髪を切ったことがなく、白鳥さんも生後3カ月ごろに一度切っただけ。7月中旬に中京区の美容室を親子で訪れ、腰より長く伸びた髪を切った後、好みのスタイルに整えた。2人は「すっきりして軽くなった」と喜び、「夏休みの自由研究もこのテーマにする」と話した。

 美容室を営む佐合外士己(さごうとしき)さん(37)によると、佐合さんの店にも毎月20~30人が毛髪の寄付に訪れるという。子どもは全体の5%程度だが、「31センチ以上あれば問題ない」と佐合さん。ただ、ロングヘアのかつらを作るためには最低でも40~50センチの長さが必要という。

 美容室から受け取った毛髪を子ども用のかつらに加工して必要な人に無償提供している大阪市のNPO法人「JHD&C」(ジャーダック)によると、毛髪の寄付は近年増える一方で、かつらの製作や毛髪の処理に必要な資金は不足気味という。渡辺貴一代表理事は「髪の毛が集まるほど、資金もそれだけ必要になるのが実情。寄付金という形での協力があることも知ってもらえたら」と語る。

【 2017年08月17日 12時20分 】

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