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チョコ専門店、京都出店ラッシュ 国際的な知名度向上狙う

色とりどりのチョコレートを目玉商品に据えて改装オープンした「加加阿365祇園店」(京都市東山区)
色とりどりのチョコレートを目玉商品に据えて改装オープンした「加加阿365祇園店」(京都市東山区)

 京都市内でチョコレート専門店の出店や改装が相次いでいる。京都市民が和菓子をはじめとしたスイーツになじみ深いことや、世界的な観光都市への出店で国際的な知名度の向上が期待できることが背景にある。各店は趣向を凝らした独自商品の開発に力を入れ、市民や観光客の取り込みを図っている。

 洋菓子店「マールブランシュ」を運営するロマンライフ(山科区)は7日、開店から3年を迎えたチョコレート専門店「マールブランシュ加加阿(カカオ)365祇園店」(東山区)をリニューアルオープンさせた。目玉となる新製品として、京都の寺社仏閣や名所をモチーフにした一口サイズのチョコ「きょうの宙(そら)」を発売した。

 同社は今年1月にも、京都を拠点に活動するチョコレート職人のオリジナル商品が味わえる催しを市内で初めて開き、女性を中心に多くの参加者を集めた。同社の広報責任者は「長年親しんできた和菓子と同じように、チョコを楽しむ市民が増えているのではないか」と分析する。

 京都でチョコ専門店の出店ラッシュが始まったのはここ数年だ。ニューヨーク創業の「マリベル」は12年に中京区に出店。フランスの「ジャン=ポール・エヴァン」は16年、日本初となる路面店を中京区の三条通沿いにオープンさせた。今年3月にはスイスの「リンツ」も、府内初の店舗を下京区の四条通沿いに開業している。

 全国にショコラ専門店「ベル アメール」を運営する洋菓子製造販売のジェイ・ワークス(東京都)は15日、15年に開店した「ベル アメール京都別邸」に続く2店目を銀閣寺参道沿いにオープンさせた。日本の四季の風物をモチーフに、チョコレートと白みそなどの和の素材を取り合わせた限定商品を発売。好立地を生かし、観光客を中心客層に据える。

 京都での出店を強化した理由について担当者は「京都であれば、訪日観光客に自社製品をアピールできる。世界中に評判を広げることにつながる」と説明する。

 一方の海外店も、伝統が根付く京都での出店でブランド強化を図る。開店からまもなく1年を迎えるジャン=ポール・エヴァンは、伝統を重んじ、食にこだわる京都の風土や文化と、自店のブランドの共通性を進出の理由に挙げる。来店の7割は地元客が占めるといい、「同業他社の参入が相次ぐ中でも独自性を発揮し、本物志向の地元のお客さんに評価されたい」と意気込んでいる。

【 2017年09月22日 22時10分 】

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