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アナログゲームカフェ、京都で出店相次ぐ 対面し対戦、新鮮味

初めて会ったグループ同士でボードゲーム「カタン」を楽しむ客ら(京都市北区・アティック)
初めて会ったグループ同士でボードゲーム「カタン」を楽しむ客ら(京都市北区・アティック)

 カードやサイコロを使う世界各国のアナログゲームを楽しめるカフェやバーが京都市内で増えている。客層は初心者や愛好家などさまざまで、年齢を問わず初対面同士でも遊べる点が魅力という。店側は「コンピューターゲームと違って、作り手の思いが詰まったルールや世界観の中で、相手の顔を見ながら交流を深めてほしい」としている。

 「木材と交換しよう」「レンガ二つとならいいよ」。9月上旬の昼下がり。京都市北区のゲームカフェ「アティック」で、4人の若者が、サイコロの目の数や他のプレーヤーとの交渉で無人島を開拓するドイツ製ゲーム「カタン」に夢中になっていた。カードを手にテーブルを囲んでいた八幡市の会社員栗山愛(まな)さん(26)は「知らない人ともわいわい楽しめた。また遊びに来たい」と笑顔を見せた。

 同店オーナーの柊木悠さん(28)は、大阪のゲームカフェで友人ができたことをきっかけに今年4月に開店した。「ゲーム中の会話から新しい出会いが生まれる場所にしたい」と話す。

 業界大手によると、アナログゲームの体験・即売会の入場者は、2016年以降、東京会場で1万人を超え、関西の会場でも約4千人が参加しているという。全国的に需要が高まる中、京都市内では今年に入り、ボードゲームなどが楽しめるカフェやバーは少なくとも4店、新たに開業した。

 左京区の「ボード&コーヒー」は、女性や子ども、家族連れにも利用してもらおうと、低年齢向けのゲームをそろえた。北区の「ザ・ゲーム」は、初対面の客が打ち解けやすいようにニックネームなどを書いた名札を配るなど工夫を凝らす。各店には、オーナーこだわりのタイトルが並び、最大630種類を取り扱う店もある。

 ボードゲームを通じた教育に取り組む名古屋大情報学研究科の有田隆也教授は「表情やしぐさが伝わる対面コミュニケーションは、インターネットでのやりとりが多い現代人にとって新鮮なのではないか。人と一緒に時間と場所を共有し、デジタルゲームにはない実感が得られることも注目される理由だろう」と話す。

【 2017年09月28日 12時04分 】

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