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水稲管理で国際認証取得 滋賀・安土の4法人

作業所に明記された事故発生時の対応マニュアルや緊急連絡先
作業所に明記された事故発生時の対応マニュアルや緊急連絡先

 滋賀県近江八幡市安土町の四つの農事組合法人でつくるJAグリーン近江老蘇集落営農連絡協議会はこのほど、農産物の生産工程管理を定めた国際認証「グローバルGAP」を水稲で取得した。滋賀県によると、認証規模は174ヘクタールで国内最大級。2020年の東京五輪での食材提供に同認証取得が必要なことから、関係者は「販路開拓につながる」と期待する。

 グローバルGAPは働く人の安全や環境に配慮した項目を300以上にわたり細かく定め、欧州を中心に普及している。協議会は内野営農組合、エコファーム石寺、サン・燦(さん)ファーム、ファームにしおいそで構成され、集落営農に取り組む農家は計332戸。

 国際水準の安全性で農作業中の労災事故を防ごうと、同協議会は14年から取り組みを始めた。項目に基づいて事故発生時の対応マニュアルや緊急連絡先をまとめて作業所に掲げたほか、ほこりを防ぐ作業員用のゴーグルやマスク、救急箱を配備し、農薬保管庫は施錠できるようにした。

 環境項目については、県の指針に沿って琵琶湖への負荷を減らそうと農薬や化学肥料を通常の5割以下で栽培してきたため、特段の支障はなかったという。

 4月の審査を経て、8月上旬に認証を得た。中橋幸治代表(66)は「認証取得はスタートラインにすぎず、事故のないように気を引き締めたい。大豆や麦でも取得を目指しており、老蘇をPRしたい」と話す。

 既に、全国農業協同組合連合会(JA全農)がロンドンで営む和食レストランへのコメ提供が決まったといい、販売戦略を担うJAグリーン近江は「認証取得と生産量を武器に、海外も含めて積極的な販路開拓を心掛ける」としている。

【 2017年10月10日 08時40分 】

ニュース写真

  • 作業所に明記された事故発生時の対応マニュアルや緊急連絡先
  • グローバルGAPの認証を取得した老蘇集落の田んぼ(近江八幡市安土町西老蘇)
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