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性の学習会、多様な学び育む 京都の助産院、300回の節目

300回を迎えた「のびの会」で、スタート当時の思い出を振り返る左古さん(京都市伏見区・あゆみ助産院)
300回を迎えた「のびの会」で、スタート当時の思い出を振り返る左古さん(京都市伏見区・あゆみ助産院)

 性と生のことを自由に語り合おうと、京都市伏見区の「あゆみ助産院」が月1度のペースで開いている学習会「のびの会」が今月、300回の節目を迎えた。1991年の開始以来、思春期や夫婦関係、死など多様なテーマを取り上げ続け、多様な世代の学びの場となっている。

 のびの会は、あゆみ助産院を運営する助産師左古かず子さん(71)の「命が生まれる場所でこそ性の学習会を」との強い思いで始まった。自由に自分の考えを語れることや発言内容を責めないことなど、最低限のルールに触れなければ誰でも参加できることから、出産後間もない父母や子どもが成人した人まで毎回多彩なメンバーが集っている。

 長く参加する人も多く、会の世話役を務めるあん摩マッサージ指圧師の徳廣直子さん(45)=京田辺市=は、現在高校2年の長女が生まれる前から通い続ける。「自分が少しずつ変わっていくのを実感するのと同時に、毎回新鮮な気持ちになれる」と徳廣さん。何度参加しても飽きることはないという。

 今月18日には300回を記念した特別例会「私とのびの会」があり、過去に通っていた人など全国から約30人がお祝いにかけつけた。「自分の生き方を自分で考える力をつけてくれた」「自分と他者の命を大切にすることを学ぶ場」など、それぞれが会に引かれた理由や心情を吐露。左古さんは「のびの会は、私が死ぬまで続けたい」と話した後、「子どもが生まれた時から、体のことを真剣に話し合える家庭を築く努力をしてほしい」と開設時からの思いをあらためて語った。

 次回は12月7日に「パートナーとの関係」をテーマに開く。問い合わせはあゆみ助産院075(643)2163。

【 2017年11月22日 11時18分 】

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