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五輪「夢じゃなくて近い目標」  フィギュア本田真凜

女子フリーで表情豊かに演技する本田真凜
女子フリーで表情豊かに演技する本田真凜

 来年2月9日に開幕する平昌冬季五輪のフィギュアスケート女子代表選考を兼ねた全日本選手権が21日に開幕する。代表の座を目指して大舞台に挑む京都出身の選手を紹介する。

 いつも見せるはじけるような笑顔の奥に、秘めてきた思いがある。悔しさだ。

 世界ジュニア女王として周囲の高い期待を背負いながら今季シニアデビューした。米国での初戦で優勝したが、フリーのみで競った10月上旬のジャパンオープンは自己ベストの得点を更新したものの、世界女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)や五輪切符を争う三原舞依(シスメックス)らに大差で敗れた。

 「久しぶりに悔しかった。今の私の中では大切な気持ち。あと2カ月半、しっかりとためておきたい」。平昌五輪代表を選考する全日本選手権を見据え、再起を誓った。

 長い手足を生かした伸びやかな滑りと、大人顔負けの豊かな表現力で幼い頃から活躍してきた。優勝した2016年の世界ジュニア選手権など、大舞台になるほど輝きを増す勝負強さも魅力だ。

 五輪を懸けた今季のSPは初めて聴いて「衝撃を受けた」というピアノ曲「ザ・ギビング」。フリーは、トリノ五輪金メダルの荒川静香さんが演じたオペラ「トゥーランドット」を選んだ。ステップやスピンなど細かな技術も成長中で、どこまで高度な演技を披露できるか注目される。

 グランプリシリーズは第2戦のスケートカナダ、第3戦の中国杯ともに5位で表彰台を逃したが、もちろん夢は諦めていない。今季のテーマは「不撓(ふとう)不屈」。強い意志を持ってどんな苦難にもくじけないという意味の言葉を掲げ、自らを鼓舞する。

 「ジュニアの時と違って、夢じゃなくて近い目標に変わっている」という五輪。スケールの大きな演技を武器に、目標に向かってひた走る。

 ■ほんだ・まりん 2001年8月生まれ、16歳。関大高1年。16年の世界ジュニア選手権で優勝、17年は2位。今季シニアデビューし、USインターナショナルクラシック優勝。自己ベストはSP68・35点、フリー133・26点、合計201・61点。身長161センチ。京都市伏見区。

【 2017年12月17日 15時13分 】

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