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朱印ネット転売に寺社苦慮 「神仏との縁、絶対やめて」

5倍の価格でインターネット上で取引されていた清浄華院の朱印の見本
5倍の価格でインターネット上で取引されていた清浄華院の朱印の見本

 朱印ブームの裏には影もある。インターネット上で朱印帳が高額取引されており、寺社は対応に苦慮している。

 インターネットオークションのサイトで「朱印」と検索すると、多くの朱印帳の写真が表示される。明治時代以前や大正時代などの帳面に交じって墨の跡が鮮やかな最近のものが並ぶ。

 京都市内の四つの神社で押された限定の朱印帳には5千円程度の値段がついている。参拝が困難な場所にある富士山頂上の浅間大社奥宮の朱印には5万円以上の値がついていた。

 上京区の浄土宗大本山・清浄華院は2015年、同院の泣不動が常時公開となったことを記念し、当初2週間限定で朱印授与を開始した。数日後、朱印を担当する同院の僧侶松田道観さん(33)がインターネットを見ていると、自ら書いた朱印が転売されているのに気づいた。

 納経料300円に対して取引価格は5倍の1500円。「限定だから高額となるのではないか」。同院では期間限定をやめ、常時朱印を授与し、遠方の人には郵送で対応することにした。ただ現在でも同院朱印の転売は跡を絶たず、数冊の朱印帳に押印を求める人には「どうされるんですか」と尋ねるなどして転売を防ごうとしている。松田さんは「朱印は仏様と縁を結んだ証拠。転売によって、寺にとっては布教の機会を奪われ、参拝者は功徳を積む機会を逃すことになる。絶対にやめてほしい」と呼び掛ける。

【 2018年02月04日 11時50分 】

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