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希望者ないなら琵琶湖学習船解体も 滋賀県教委方針

3月で役割を終える現在の「うみのこ」
3月で役割を終える現在の「うみのこ」

 新船の就航に伴い、今年3月で引退する琵琶湖の学習船「うみのこ」について、滋賀県教育委員会は9日、県内市町や一般からの利活用希望がない場合は解体する、との方針を明らかにした。県議会では、湖岸エリアの活性化に向け、「湖の駅」や記念館などにリニューアルしてはどうか、との議論があった。

 県議会文教・警察常任委員会で明らかになった。県教委によると、外部の教育関係者らで構成する「びわ湖フローティングスクール新船建造協議会・運営懇話会」で意見を募ったところ、「災害時の緊急避難の船として活用できないか」などとの声がある一方、「国内で見学用に係留されている事例もあるが、費用がかかる」「収益性を考慮しないと成り立たない」との意見もあった。

 県教委の試算で、記念館などにすると、現うみのこの運営管理費と同じ年間1億2千万円程度の経費がかかるという。新船が5月に就航することから、建造から34年が経過して老朽化した現船は、教育財産としての用途を廃止する方針を決定。県庁内でも利活用について照会したが、希望はなかった。

 ほかに公共目的の利活用が考えられることから、今後市町にも照会をかけ、それでも希望がない場合は6月ごろに一般競争入札による売却を募り、買い手がなければ解体する。スクラップの買い取り費用を差し引いても、約1億2千万円の解体費がかかるという。

 議員からは「解体するにしても、パーツをオークションにかけたらどうか」「部品を琵琶湖博物館に展示するなど、有効利用できる部分はしてほしい」との意見が出た。県教委は「工夫したい」と答えた。

【 2018年02月10日 17時00分 】

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