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「長栄座」 8月こけら落とし 滋賀文産会館 特設舞台を設置

長栄座の復活事業とこけら落とし公演について発表する常磐津一巴太夫さん(左)や県文化振興事業団関係者=大津市・県庁
長栄座の復活事業とこけら落とし公演について発表する常磐津一巴太夫さん(左)や県文化振興事業団関係者=大津市・県庁

 滋賀県立文化産業交流会館(米原市)を運営する県文化振興事業団は6日、明治時代に長浜市内にあった芝居小屋「長栄座」を館内に再現する復活事業の概要を県庁で発表した。組み立て式の特設舞台をイベントホール内に設置し、8月6、7日にこけら落とし公演を行う。舞台に出演する大津市在住の人間国宝常磐津一巴太夫(いちはだゆう)さん(80)らは「昔の芝居小屋の情緒を多くの人に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

 長栄座は1883年に長浜市元浜町に立てられ、湖北文化の発信基地としてにぎわったという。同事業団が文化庁の「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」の助成も得て、当時の街並みと情緒を懐かしんでもらい、豊かな地域づくりにつなげようと企画した。

 イベントホール内に再現される長栄座は舞台の袖間口約15メートル、奥行き約13メートルで、升席424席、桟敷席80席、いす席198席、車いす席6席を設け、舞台下手に花道を、上手に仮花道を設置。当時の面影を伝える資料を参考に、出演者の錦絵を飾った正面入り口も再現する。

 こけら落とし公演は両日とも3部構成で、常磐津一巴太夫さんが近江八景を織り交ぜた常磐津節「廓(くるわ)八景」や「宗清」を語るほか、桂九雀さんの上方落語「地獄八景亡者戯」など多彩な演目で花を添える。同館では今後、年2回、長栄座を再現し、伝統文化を発信する。

 公演内容やチケットについての問い合わせは同館TEL0749(52)5111へ。

【 2011年06月06日 22時48分 】

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