京 都 新 聞 2007年(平成19年)2月 9日 金曜日

  宮崎産経大と練習試合で大勝
  チームに一体感 プレー、戦術理解進む サンガ07キャンプ

 宮崎産経大との練習試合で連係を確かめ合うチアゴ(右)らサンガDF陣=鹿児島・京セラ薩摩グラウンド

 鹿児島キャンプは折り返しの9日目に入り、チームとしての一体感が高まっている。新旧の選手たちの融合が進み、互いに得意なプレーや戦術を理解しつつある。美濃部監督は「選手同士のコミュニケーションがすごくとれている」と手応えを話す。

 宮崎産経大戦で先発出場し、後方から「こぼれ球にはもっと速く」などと盛んに指示を出したDF秋田は「前日の福岡大戦はつなぎがうまくいかなかったが、きょうは良くなった」と課題を修正できたことを評価する。秋田らベテランが引っ張ることで、周囲の中堅や若手も「もっと動き回って(フォローして)つなげよう」などと、昨年以上に互いに声を掛け合いプレーを修正している。

 攻撃面では、サイドからのクロスが効果的だった。7得点中、クロスを受けてのシュートは5ゴール。サイドの突破に合わせて、複数がタイミング良く敵陣へ飛び込むシーンが目立った。MF美尾は「互いにプレーで要求することもわかってきたが、もっと連係を高めないとJ2は甘くない」と、学生相手での好結果に気を引き締める。

 今回のキャンプでは、昨年以上に負荷の高い練習で選手を体力的に追い込んでいる。48試合を戦い抜く基盤を築くのが狙いだ。細かい戦術は「黒板で説明するよりも、練習試合で合わせていく」(美濃部監督)実戦重視の方針。オフを除く残り7日間でさらにJ1清水や韓国Kリーグの水原三星などと計5試合をこなす予定だ。FW西野は「しんどいけど、疲れがたまった中でいかにやれるかが問われている」とレギュラー奪取に意気込んだ。

■徳重、技術力アピール

 宮崎産経大戦でFW徳重が攻撃の起点となる活躍を見せた。後半16分に途中出場すると攻撃陣の歯車がかみ合い、周囲の飛び出しが増した。同23分にはスルーパスに反応し、GKとの一対一に余裕を持って切り返しゴール。その後も精力的に動き回り、競り合いに負けない足下の技術の高さもアピールした。美濃部監督は「ボールが収まり、チャンスをつくれる」と評価する。

 前日の福岡大戦は連係不足で攻撃にあまり絡めなかった。徳重は「食事時や大浴場に入りながら『ここはこうしよう』と話し合い修正した」という。  キャンプ地近くの薩摩川内市出身。知人が見学に来て、練習に一層熱が入る。地域リーグからのたたき上げは「体は疲れているが、集中力は高まっている」と力を込める。

■赤いユニホーム躍動

今季からサンガ選手たちが練習試合で赤いユニホームを着用している。近年は練習着の上から背番号付きの黄色いビブスなどを着て練習試合をしていたが、公式戦ユニホーム変更にあわせて、練習試合専用のユニホームもつくった。

 シャツが赤く、パンツは黒。背中に大きく背番号を記した。サンガは「力強いイメージとして赤色を選んだ」としている。

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