京 都 新 聞 2010年(平成22年) 3月 7日 日曜日

 強い攻撃姿勢 裏目 サンガ、神戸に0−2

神戸−京都 後半19分、CKのチャンスから郭(5)がヘッドでゴールを狙うが神戸GK榎本に阻まれる

 Jリーグ1部(J1)第1節は7日、ホームズスタジアム神戸ほかで開幕戦の残り2試合を行った。昨季12位の京都サンガFCは、アウェーで同14位の神戸と対戦、0―2で敗れ、2年連続の開幕戦勝利は果たせなかった。

 サンガは、前半43分に右サイドを崩されて先制を許すと、後半6分にはカウンターから加点された。攻撃でパスミスが相次ぎ、なかなか好機をつくれなかった。

 4季ぶりにJ1復帰したC大阪は大宮に0―3で敗れた。

【評】神戸 2−0 京都

 サンガは攻守にミスが続出し、完敗した。序盤から、前線へ出すパスが通らず、逆にボールを奪われてカウンターを受けた。前半43分、右サイドを突破されて先制を許すと、後半6分にはチエゴのキックミスからカウンターを食らって加点された。両サイドを起点に反撃したものの、シュートの精度を欠いて神戸の堅守を崩しきれなかった。

■守備意識崩れ失点

 「勝ちたい気持ちが強すぎ、全体的に前掛かってしまいポジションのバランスを崩した」。7年ぶりにサンガへ復帰した鈴木は振り返る。攻撃的なサッカーを見せようとする意志はみなぎっていたが、強い気持ちが裏目に出てしまった。

 鈴木の言葉を最も象徴するのが後半6分。GKを除き最後尾にいたチエゴが前線に出そうとしたパスは、目の前の相手にカットされた。3人でカウンターを仕掛ける相手に対し、水谷だけではなすすべがなく、勝敗を決する2失点目を献上した。

 「自分が最終ラインにいると気がつかなかった。知っていれば軽率にけらなかった」とうつむくチエゴ。前半終了間際に先制され、追いつこうと守備ラインも含めて前に出すぎた結果だ。前半43分の失点も、全体的に前掛かったためにできた右サイドのスペースを突かれた。加藤監督も「ポジションのバランスを維持する意識が飛んでしまっていた」と悔しがる。

 前半40分には柳沢が右サイドで起点となり、ゴール前へ詰めた中山からの折り返しをディエゴがシュート。GKの好クリアに阻まれたが、キャンプなどで繰り返してきた人数をかけた攻撃も何度かあった。

 柳沢は「最後まで得点を狙う姿勢を出せたことは今後につながる」と強調。王者・鹿島を迎えるホーム開幕戦までの1週間、攻撃的な姿勢を保ちつつ、崩れた守備とのバランスを修正したい。

■選手に気負いあった

 京都サンガ・加藤監督「開幕戦で勝てず残念だが、腰が引けたサッカーはしなかった。選手には少し気負いがあった。失点は集中力の問題。次のホーム開幕戦までに修正したい」

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