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| 京 都 新 聞 2010年(平成22年) 12月5日 日曜日 | ||||
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| サンガ 意地の終章 2−0快勝 | ||||
Jリーグ1部(J1)最終節は4日、西京極陸上競技場ほかで今季最終戦となる9試合を行った。京都サンガFCは2−0でFC東京を破り、連敗を7で止めた。勝ち点を19とし、17位で今季を終えた。神戸は4−0で浦和に快勝し、勝ち点を38に伸ばして15位でJ1残留を果たした。サンガに敗れたFC東京は勝ち点36で16位となり、2000年のJ1昇格以来、初のJ2降格となった。 G大阪が勝ち点62の2位、磐田に圧勝したC大阪が同61で3位に浮上し、初優勝の名古屋に続いて上位3チームに与えられる来年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。G大阪は4年連続で、C大阪は初めてACLに臨む。山形と引き分けた鹿島は同60の4位に終わり、ACL出場は天皇杯全日本選手権の成績次第となった。 磐田の前田と名古屋のケネディが史上最少の通算17ゴールで得点王に輝いた。前田はJ1初の2年連続タイトル獲得で、ケネディは初。 【評】京都2−0F東京 サンガは攻守がかみ合い、今季最終戦を12試合ぶりの白星で飾った。序盤からカウンター攻撃で相手ゴールを目指し、前半34分に中村太のクロスをドゥトラが頭で押し込み先制。後半はパワープレーを挑んできたFC東京に押し込まれながらも、守備陣が体を張ってゴールを守り抜き、今季2度目の無失点。ロスタイムにはディエゴがPKを決め、だめを押した。 ■ドゥトラ先制 流れつかむ ドゥトラが2得点に絡む活躍で、今季最終戦の勝利をたぐり寄せた。持ち味のドリブル突破を発揮し「最後にサポーターへ白星をプレゼントでき、うれしい」と、満面の笑みを見せた。 前半34分、サンガのスローインで試合が再開する直前、相手DFとの接触でピッチにうずくまった。この間に相手のマークが外れ、中村太のクロスをドゥトラが頭でたたき込んだ。サンガに流れを引き寄せる11試合ぶりの先制点。秋田監督は「これまでは先制機を逃してリズムを悪くしていたが、ドゥトラのゴールで展開が良くなった」と褒めた。 ドゥトラはロスタイムにも約50メートルをドリブル突破し、相手GKのファウルを誘ってPKを獲得。ディエゴがきっちり得点し、FC東京をJ2へと引きずり降ろした。ドゥトラは「(サンガの)J2降格は残念だが、1年でJ1に戻れるよう頑張りたい」と、来季の活躍を誓った。 開幕前、加藤久前監督は攻撃的なサッカーを掲げたが、外国人選手の個人技頼りで、特にディエゴがマークされると手詰まりになった。守備も攻撃に人数を掛けるあまりバランスを崩した。秋田監督に交代しても流れは変わらず、わずか4勝で今季を終えた。 秋田監督は「自分の目指すサッカーはできるようになった。ただ、選手からJ2降格への重圧を取り除いてやれなかった」と、チームを再建できなかったことを悔やんだ。 ■イメージ通りの展開に 京都サンガ・秋田監督「降格の重圧から相手の動きが良くなかったので、こちらがボールを奪ってカウンターを仕掛けるというイメージ通りの展開に持ち込めた。ドゥトラの先制ゴールで流れも良くなった」 ■サンガ柳沢 最後の勇姿 好機演出 スタンド沸かす
サンガでの最後の勇姿に、ファン・サポーターから惜しみない拍手が送られた。後半28分、柳沢は西野と交代でベンチに下がると、自らも拍手で応えた。「ピッチを去りたくない気持ちになった。感謝でいっぱい」と、しみじみと振り返った。 この日も持ち味のスペースへの飛び出しは健在だった。前線を激しく動き回り、相手DFのマークを振り切って何度も好機を演出し、前半3分には鋭いミドルシュートでスタンドを沸かせた。 サンガ移籍1年目の2008年にJ1の日本人最多となる14得点したものの、昨春に左ひざを手術した影響から、昨季は4得点、今季は3得点にとどまった。だが、今季は主将としてチームをけん引し、5月にはJ1通算100ゴールも達成した。長男誕生の翌日だったこともあり「京都にはいい思い出がたくさんある」と、表情を緩めた。 チーム最年長の33歳は、11月上旬に戦力外通告を受けた。それでも「これがプロの世界」と気持ちを切り替え、普段と変わらず黙々と練習に取り組み、若手を引っ張った。「(J2降格は)本当に悔しい1年だった。今後もこの悔しさを忘れず、サッカーに打ち込みたい」と力を込め、柳沢は静かに紫色のユニホームを脱いだ。 ■100試合出場を祝う ○…サンガのGK平井が11月23日のアウェー山形戦でJ1通算100試合出場を果たし、FC東京戦の前に花束を贈られた。この日はベンチ入りせず、妻の朋美さん(28)から花束を受け取ると、スタンドで試合を観戦。「100試合目の出場の機会を与えてくれた秋田監督と藤原GKコーチに感謝している」と話した。 |
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