京 都 新 聞 2012年(平成24年)  2月1日 水曜日

 サンガが「つながり隊」

スポーツを通じて子どもたちの成長を後押しする「サンガつながり隊」。池上ダイレクター(左)に導かれ、生徒たちが夢中でボールを追い掛けた(宇治市・平盛小)
 京都サンガFCが新たなプロジェクトを立ち上げた。学校を訪れ、サッカーを通じて地域との絆を深める「サンガつながり隊」。技術指導ではなく、独特の手法で、子どもたちに仲間づくりの意識や自発性を引き出す。宇治市の平盛小で行われた初回の模様を紹介する。

 「手をたたいた数(と同じ人数)だけ、手をつなごう」。池上正・ホームタウンアカデミーダイレクターが15回手を鳴らすと、5、6年生77人が15人ずつの輪を次々に作った。小さな輪のグループができる。池上ダイレクターは「足りなかった場合はどうしよう?」と問いかけた。

 つながり隊を指揮する池上ダイレクターは、J2千葉などで同様の活動を行い、8年間で延べ約40万人を指導してきた。子どもにじっくりと考えてもらい、解決策を気づかせるのが「池上流」だ。

 その後も、手をつないだまま「鬼ごっこ」をしたり、グループで競い合う遊びが中心で、ボールを使うのは授業の後半半分だけ。最初はサッカーやサンガに関心を示さなかった子どもも最後は生き生きとした表情で輪の中に溶け込んでいた。池上ダイレクターは「昔と違い、今の子はなかなか『遊びにまぜて』と言えない。スポーツを通じ、子どもたちがつながる手助けをしたい」と話す。

 サンガは今回、「ホームタウンアカデミー」の部署を新設し、池上ダイレクターを中心に5人体制で継続的に取り組む。祖母井ゼネラルマネジャーは「上(トップチーム)からではなく、底辺からいろんなつながりができればいい。それが強くて魅力あるクラブになる第一歩」と強調する。

 費用は無料。授業は約90分で、人数に制限はない。申し込みはサンガの同アカデミーTEL0774(55)7603まで。

「つながり隊」シンボルマーク募集

 サンガは「サンガつながり隊」のシンボルマークデザインを募集する。採用作品はパンフレットや車両デザイン、ホームページなどで幅広く活用する予定。

 デザインはつながり隊を連想させ、子どもたちに親しみやすさを感じてもらえるもので、オリジナルの未発表作品に限る。サンガの公式ホームページから応募用紙を入手し、必要事項を記入の上、郵送で提出する。デジタルデータがある場合は別途、電子メールで送る。

 締め切りは2月29日。3月11日のトップチームのホーム開幕戦で採用者の発表と表彰式を行う。採用者には賞金3万円を贈る。

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