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幸せ呼ぶ「ドクターイエロー」求め、道の駅人気 滋賀・栗東

見たら幸せになると言われる新幹線の検査車両「ドクターイエロー」を写真に撮る人たち(5月30日午後、栗東市出庭の道の駅「アグリの郷栗東」前)
見たら幸せになると言われる新幹線の検査車両「ドクターイエロー」を写真に撮る人たち(5月30日午後、栗東市出庭の道の駅「アグリの郷栗東」前)

 鉄道ファンや子どもに人気の新幹線の検査車両「ドクターイエロー」の通過がよく見えると、滋賀県栗東市出庭の道の駅「アグリの郷(さと)栗東」に、滋賀県内外から多くの見物客が訪れている。駅長は「ドクターイエローが見える全国唯一の道の駅」とアピールし、5月からは通過予測日時を記したチラシを用意。関連商品の開発も目指している。

■関連商品の開発目指す

 JR東海によると、ドクターイエローは東京-博多駅間を約10日に一度のペースで往復し、走行しながら電気設備や線路などの状態を計測する。黄色い車体の7両編成で、最高時速270キロ。運行ダイヤは公表されておらず、めったに見られないことからファンの間で「見ると幸せが訪れる」と言われている。

 アグリの郷栗東は2000年11月開業。近くに東海道新幹線が通り、通過車両がよく見える景観を生かそうと駅長の水野晃男さん(49)が3年前から、店にある新幹線型の乗り物遊具を黄色く塗り、写真撮影パネルを手作りするなどの取り組みを始めた。鉄道に詳しい知人にドクターイエローの通過時間を予測してもらい、時間が近づいたら店内にアナウンスしている。

 口コミなどで評判が広がり、土日の昼に通過する場合は京都や大阪などからも含め約60人の親子やカップル、鉄道ファンが訪れるようになった。「何度も見たくなる」と常連になる人もいるという。

 5月30日午後1時50分ごろの通過では、平日にもかかわらず約30人が駅前の道路沿いにスマートフォンやカメラを構え、黄色い車体が姿を見せると歓声が上がった。週に一度は道の駅を利用する高島市の塚本孝さん(61)眞由美さん(54)夫妻は「見るのは初めて。うまくデジカメに収まった」と満足げだった。

 京都鉄道博物館(京都市下京区)は「ドクターイエローをみんなが見学できるよう通過時刻を予測し、多くの人が集まっている施設は聞いたことがなく、珍しい。情熱を感じる」(資料課)という。

 水野さんは黄色い新幹線形プレートのお子様ランチやドクターイエロー形フランスパンなどの商品ができないか考えており、「新幹線が見えるのは一瞬だが、見た人の心が明るくなる。見物に訪れ、幸せな気持ちになってもらえたら」と話している。

【 2016年06月03日 15時20分 】

ニュース写真

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