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シナリオなし、課題探る 滋賀・高島市が災害対策訓練

各対策班で自主的に壊滅的な状況を想定し、対策を検証した高島市総合防災訓練(高島市マキノ町・マキノ東小)
各対策班で自主的に壊滅的な状況を想定し、対策を検証した高島市総合防災訓練(高島市マキノ町・マキノ東小)

 震度7の直下型地震を想定した高島市総合防災訓練が28日、同市マキノ町のマキノ東小であった。より実態に即した内容にしようと、細部のシナリオを設けず災害対策本部の各対策班が自主的に対策を考え、検証する市として初の試み。関係者はさまざまな事態を想定しながら、真剣な表情で取り組んでいた。

 市職員164人、同町海津・西浜地区の住民255人、陸上・航空自衛隊や高島署など関係機関を含め計約600人が参加した。

 市は今春の熊本地震以降、業務の優先順位を定めた業務継続計画を定め、地域防災計画の一部を修正した。各対策班の業務内容を全職員で共有するためのマニュアルも作成中で、今回の訓練を今後の対策に生かす。

 訓練は全ての道路やライフラインが途絶した壊滅的な被害を想定して行われた。災害対策本部会議を3回開き、各班の想定した被害状況や病院、避難所の状況を報告し合い、対策の内容や必要な応援などの課題を洗い出した。本部長の福井正明市長は「報告は口頭よりメモの活用を」「湖上の避難輸送の要請を早期に」「道路の復旧状況が一目で分かる地図を」などと具体的に指示した。

 広域避難所となる同小体育館には、住民が次々避難し、仮設トイレの設営などの訓練や、住民自身で運営するため避難所のレイアウトなどを議論した。協力機関による物資輸送の訓練や防災ヘリによる救出訓練、炊き出しなども並行して行われた。

【 2016年08月28日 23時16分 】

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