出版案内
福祉事業団

琵琶湖の生物多様性、保全訴え 滋賀で国際シンポ

琵琶湖やバイカル湖、マラウイ湖など古代湖の魅力を探ったシンポジウム(草津市下物町・滋賀県立琵琶湖博物館)
琵琶湖やバイカル湖、マラウイ湖など古代湖の魅力を探ったシンポジウム(草津市下物町・滋賀県立琵琶湖博物館)

 滋賀県立琵琶湖博物館の開館20周年を記念した国際シンポジウム「古代湖の魅力」が22日、草津市下物町の同博物館であった。世界最古のバイカル湖や漁業が盛んなマラウイ湖と琵琶湖を比較しながら、多くの固有種が生息する琵琶湖の価値をあらためて見つめた。

 バイカル博物館(ロシア)のウラジーミル・フィアルコフ館長が、約3千万年の歴史があるバイカル湖の生息生物について解説した。マラウイ大のボスコ・ルスワ准教授は、マラウイ湖には500~800種の魚類がいることを紹介。人口の増加に伴い、乱獲などの問題が生じているとも報告した。

 琵琶湖博物館のマーク・グライガー上席総括学芸員は「琵琶湖にいる無脊椎動物のうち81種が固有種である可能性がある」、京都大の渡辺勝敏准教授は「魚類のうちホンモロコなど15種が固有種」と研究を基に琵琶湖の多様性を伝えた。県水産試験場の元場長、藤岡康弘氏は琵琶湖の在来魚の半数に絶滅の恐れがあると指摘し「琵琶湖は世界遺産に値する。保全と回復に向け、今こそ『せっけん運動』以上の活動を進める必要がある」と訴えた。

 シンポには約150人が参加。開館20周年を祝う記念式典も行われた。

【 2016年10月22日 22時20分 】

ニュース写真

  • 琵琶湖やバイカル湖、マラウイ湖など古代湖の魅力を探ったシンポジウム(草津市下物町・滋賀県立琵琶湖博物館)
京都新聞デジタル版のご案内

    滋賀のニュース

      政治・社会

      京都市営地下鉄、乗客目標を達成 計画より2年早く

      20170526000216

       京都市営地下鉄の2016年度の1日当たり乗客数(速報値)は37万9千人で、経営健全化計..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      錦織、準決勝で敗れる
      ジュネーブOPテニス

      20170526000190

       【ジュネーブ共同】男子テニスのジュネーブ・オープンは26日、ジュネーブで行われ、シング..... [ 記事へ ]

      経済

      京都南部に広域物流拠点 プロロジスが起工式

      20170526000189

       物流不動産大手のプロロジス(日本本社・東京都)の拠点施設「プロロジスパーク京田辺」の起..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      書の美、源流から現代へ 京都書作家協会50年祝う

      20170526000194

       50周年記念京都書作家協会特別展(同協会主催)が、京都市中京区の京都文化博物館で開かれ..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      養殖サケ、赤潮から救え
      京大などチリで調査開始

      20170526000182

       日本のスーパーで売られているチリ産サーモンの養殖業が、現地で深刻な赤潮被害を受けている..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      プールにサンショウウオ100匹
      絶滅危惧種、佐賀県の小学校

      20170526000119

       佐賀県唐津市の市立名護屋小のプールで、絶滅危惧種の両生類カスミサンショウウオ約100匹..... [ 記事へ ]