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商店主が高齢者見守り 安否確認、遠方家族にメール 滋賀・草津

商店主が高齢者見守り
商店主が高齢者見守り

 草津市商店街連盟の有志が今冬から、1人暮らしの高齢者宅を定期的に訪問する見守り活動を始める。顔なじみの商店主が安否の確認を行い、専用のスマートフォンアプリを使って遠方に暮らす家族に情報を伝えるシステム。滋賀県内では数カ所で実証実験が行われてきたが、本格導入されるのは初めて。同連盟の遠塚政弘会長(61)は「地域に密着した商店街の力で、お年寄りとその家族に安心を届けたい」と話す。

 市によると単身の高齢者世帯は2714世帯(2010年国勢調査時点)で、年々増加している。

 11月から市内約260の加盟店の有志を募って見守り隊を結成し、市の認知症サポーター養成講座を受講する。活動は来年1月からを予定し、IT企業「ナスカ」(栗東市)が開発したシステムを用いる。

 高齢者宅には微弱な電波を発信するボタンを設置し、商店主はスマートフォン専用アプリをダウンロードしておく。週に2回、戸別訪問した際にボタンを押すと、商店主のスマホから高齢者の家族の元に「お父さんは元気です」などあらかじめ設定したメールが自動で送信される仕組み。

 同社は「毎日実家に電話できない働く世代の人たちのニーズに応えたい。お年寄りが商店の人と会話をすることで認知症の予防にも役立てば」と期待する。

 将来的には、日々の買い物に困る「買い物難民」を支えるサービスも検討していく。安否を伝えるためのボタン以外に、米などの食料や飲料、日用品などほしい物を選べるようにボタンを増やし、近くの商店街で商品をそろえて一括で宅配する構想という。

 遠塚会長は「大型店やコンビニエンスストアにはできなくても、商店街にできることがある。店主による見守り活動をきっかけに地域を元気にしていきたい」と意気込む。

【 2016年11月03日 17時00分 】

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