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「龍谷米」学生が販売 栽培から流通まで学ぶ

車内販売する龍谷米と食パンを手にする学生たち(大津市・龍谷大瀬田キャンパス)
車内販売する龍谷米と食パンを手にする学生たち(大津市・龍谷大瀬田キャンパス)

 龍谷大農学部(大津市)の学生たちが実習農場で育てたコメを「龍谷米」と名付け、23日にJRの琵琶湖一周列車「もみじ号」の車内で販売する。農作物の栽培から収穫、加工、流通まで「食の循環」を身をもって学ぶ初の試み。2015年に発足した農学部の1期生にあたる学生たちは「すべて手作業、減農薬で育てたコメの販売を通じ、私たちの学部の存在もアピールしたい」と意気込む。

 農学部は大津市上田上に2・7ヘクタールの実習農場を持ち、1期生にあたる現在の2年生400人が手で植え付け、1年生400人が鎌で刈り取り、約3トンを収穫した。コメの市場価格も学生たちが調査し、いかに利益を上乗せして販売するかを考え、列車内では3合を350円で販売することに決めた。

 もみじ号は旅行会社が企画した列車で、大阪駅から湖西回りで琵琶湖を一周する。学生10人が長浜駅から京都駅に着くまでの間、乗客に生産過程などを伝えながら60袋を販売する計画。パン製造会社と共同開発した、野生酵母を使った食パンも同時に売る。

 2年生の﨑口佳さん(20)は「炊いて食べてみたら、とてもおいしかった。価格を決める時には、いかに付加価値をつけるかが難しかった」と振り返り、山本滉大さん(20)は「作付けから流通まで『食の循環』を重視したコメをPRして販売したい」と話す。

 一緒に乗り込む農学部長の末原達郎教授は「少し高めの値段設定だが、いかに売れるかを考えさせることが大事」と、学生たちの取り組みを見守る。

【 2016年11月22日 22時13分 】

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