出版案内
福祉事業団

カヤネズミの生息域保全を 滋賀・草津で全国サミット

地域住民でカヤネズミの保全を進めてほしいと話す畠さん(草津市下物町・県立琵琶湖博物館)
地域住民でカヤネズミの保全を進めてほしいと話す畠さん(草津市下物町・県立琵琶湖博物館)

 日本一小さなネズミで絶滅の恐れがあるカヤネズミの保全について考える「第2回全国カヤ・サミット」が4日、滋賀県草津市下物町の県立琵琶湖博物館であった。全国から集まった参加者約100人がカヤネズミの成育調査や飼育環境などについて理解を深めた。

 同博物館の開館20年周年と、カヤネズミの成育分布などを調べる市民団体「全国カヤネズミ・ネットワーク」設立15周年の記念イベントとして開かれた。

 カヤネズミは体長約6センチ、体重約7~8グラムで、草地や河原に生息。夜行性で、イネ科の植物で球形の巣を作る。河川改修や外来植物の影響で生息数が減り、県レッドデータブックの希少種とされている。

 サミットでは同ネットワーク代表の畠佐代子さん(47)が、インターネットを使った生息地図「全国カヤマップ」を紹介した。全国約5500カ所で生息しているとした上で「地域住民がカヤネズミの生息域を知り、環境を保全する必要がある」と述べた。

 1987年からカヤネズミを飼育する「富山市ファミリーパーク」の森大輔さん(40)は「絶滅を防ぐために、動物園で育てる環境が大事」と指摘した。

 カヤネズミの展示を今年7月から始めた琵琶湖博物館の学芸員澤邊久美子さん(32)は「カヤネズミの保全は、生物が多く生息する草地やヨシを守ることにもつながる」と語った。

【 2016年12月05日 10時06分 】

ニュース写真

  • 地域住民でカヤネズミの保全を進めてほしいと話す畠さん(草津市下物町・県立琵琶湖博物館)
  • 絶滅の恐れが指摘されているカヤネズミ(県立琵琶湖博物館提供)
京都新聞デジタル版のご案内

    滋賀のニュース

      政治・社会

      虐待防止、訴え琵琶湖一周 10月にリレー、参加募る

      20170821000021

       琵琶湖一周を走って子どもの虐待防止を呼び掛ける「びわ湖一周オレンジリボンたすきリレー」..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      ヤンキース田中、復帰に闘志
      23日のタイガース戦

      20170821000028

       【ボストン共同】右肩炎症で故障者リスト(DL)に入っているヤンキースの田中将大投手が2..... [ 記事へ ]

      経済

      「さくら筆」のメーク術を指導 京都で22日

      20170820000067

       化粧筆専門店「京都六角館さくら堂」(京都市中京区)を運営するMURAGISHI(大阪府..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      幻想的に重文照らす 滋賀・石塔寺でフェス

      20170820000121

       国内最古の三重石塔で重要文化財「阿育王塔(あしょかおうとう)」などをライトアップする「..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      山城の魅力、同女大生が動画発信 京都、12市町で撮影

      20170820000043

       同志社女子大(京都府京田辺市興戸)の学生たちが山城地域の魅力を伝える動画の制作を進めて..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      iPS創薬応用へ初の提携契約 京都のベンチャーと理研

      20170820000123

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)の創薬応用を推進するため、京都市上京区のベンチャー企業「..... [ 記事へ ]