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滋賀のヒウオ魚群平年の1割 原因不明、調査続く

極端な不漁となっているヒウオ(2016年12月3日、大津市・和邇漁港)
極端な不漁となっているヒウオ(2016年12月3日、大津市・和邇漁港)

 記録的な不漁に見舞われているアユの稚魚ヒウオについて、滋賀県は7日、県水産試験場の魚群探知機による調査で、確認できた魚群が平年の1割にとどまっていることを明らかにした。はっきりした原因は分からず、漁業関係者は「漁師も経験がないと言うほど今年はとれていない」と懸念を強めている。

 魚群調査は、県水産試験場が毎年1月から8月まで、毎月琵琶湖を1周して行う。1月は平年値で380群が確認されるが、今年は37群しか確認できなかったという。

 県漁業協同組合連合会(大津市)によると、漁連が扱う活魚の漁獲量は、例年並みだった昨シーズンは解禁となる12月で22トン、1月で5トンだったが、今シーズンは12月が8トン、1月が0・7トンと激減している。

 県によると、昨年行ったアユの産卵状況の推計調査では、平年の106億個を上回る214億個の卵が県内各地の河川で確認され、豊漁が期待されていた。

 ただ例年より産卵のピークが遅れたといい、「まだ群れをつくるほど成長しておらず、網に掛かる大きさに育っていない可能性がある」と分析。今後の魚群調査の結果を注視するとしている。

 今年のアユの生息数が激減しているとすれば、影響は来シーズンに及ぶことが懸念される。県漁連は「今後も同じような状況が続けば、来年は大変なことになってしまう」と不安を募らせる。三日月大造滋賀県知事は7日の会見で「大変厳しい状況だと聞いている。アユの資源量が少ないことが確実になれば、放流など必要な対策を講じていきたい」と述べた。

【 2017年02月08日 09時06分 】

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