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庄屋の古文書190年分解読、目録に 滋賀・草津の団体

守山市木浜町の庄屋が残した古文書を解読してまとめた「木浜村文書目録」を示す水野会長(草津市役所)
守山市木浜町の庄屋が残した古文書を解読してまとめた「木浜村文書目録」を示す水野会長(草津市役所)

 滋賀県草津市の市民団体「草津古文書学習会」が、滋賀県守山市木浜町にあった庄屋が残した古文書約710点を約3年半かけて調査、解読し、このほど「木浜村文書目録」を作った。江戸時代前期から約190年間の年貢の歴史などをまとめた。

 同会は、古文書の解読を通じて地元の歴史を学ぼうと20年前に草津市や守山市などの有志が結成し、約20人が活動している。庄屋の古文書は2013年4月、インターネットのオークションで出品されているのを会員が見つけ、落札した。

 古文書は段ボール3箱分と大量にあり、同年7月から解読を進めると、農民が納める年貢額や納期が記載された「免定(めんじょう)」と、年貢の納入を証明する「皆済目録」と分かり、元禄元(1688)年から明治7(1874)年までの文書があった。同会によると、約190年間の免定と皆済目録が同時に見つかるのは珍しいという。

 このほか、江戸後期から明治初期に木浜町で建てられた琵琶湖の定置網「えり」の場所を示す絵図もあった。文書の内容や年月日、大きさなどを一覧表にまとめ、写真を添えて11月に目録を完成させた。会長の水野貴久子さん(59)=草津市平井1丁目=は「歴史を掘り起こした気持ちになった」と話す。

 目録を読んだ木浜自治会長の馬場敏明さん(70)は「この地域に古文書が残っているのは知っていたが、これほどの量が出てくるとは驚いた」という。

 目録はA4判62ページで、200部発行した。税込み500円。問い合わせは水野さんTEL077(563)7733まで。

【 2017年02月13日 11時50分 】

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