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障害乗り越え大活躍 滋賀・東近江の主婦「夢諦めないで」

「さまざまな活動を通じて障害やコンプレックスで悩んでいる人の背中を押せたら」と話す増田さん(草津市)
「さまざまな活動を通じて障害やコンプレックスで悩んでいる人の背中を押せたら」と話す増田さん(草津市)

 生まれつき右腕に障害がある滋賀県東近江市の主婦が、観光大使やラジオパーソナリティーに挑戦している。もともとは「人前に出たくない」性格だったが「壁にぶつかっても諦めなければ、遠回りでも夢はつかめることを伝えたい」という信念がエネルギーの源。18日に同市で催される「にんげん雛(ひな)絵巻まつり」に4年ぶりに参加し、あでやかな着物姿で観光客らをもてなす。

 増田晶子さん(33)は、生まれてくる時に右腕が圧迫されてまひした。手は肩の高さまでしか上げられず、長さも左腕よりやや短く握力も弱い。幼少期は「見られるのが恥ずかしい」とコンプレックスを抱いていたが、小学生時代にミニバスケットボールに打ち込み、左手でシュートができるようになると、仲間が「すごい!」と言ってくれた。「かっこいいって拍手してくれたのがうれしくて」。障害を個性と思え、人前に立つ喜びを感じられた瞬間だった。

 高校時代に芸能事務所に入り、大阪の劇場などで女優として活躍した。その後、結婚を機に退社し、長女(11)と長男(9)の子育てに専念した。そんな時に転機が訪れた。かつての事務所の同僚が出演する舞台を鑑賞し、「すごく輝いていて、楽しそうだった。それなのに私は『子育てしているから』って甘えていた」と気付かされた。

 一念発起し、12年に東近江市をPRする「レインボー大使」となった。「障害のある人や子ども、高齢者などの災害弱者を守りたい」との思いから日本損保協会の「奥さま防災博士」に認定され、草津市などで防災を呼び掛ける活動にも加わる。昨年10月からはコミュニティーFM局「えふえむ草津」でパーソナリティーを務め、子育てに関する情報などを発信している。

 「にんげん雛絵巻まつり」は近江商人屋敷外村繁邸(東近江市五個荘金堂町)で18、19日にあり、増田さんは18日にレインボー大使のOGらと三人官女に扮(ふん)して甘酒などを振る舞う。今後は活動を広げ、将来の舞台復帰も夢見る。「私のように、障害があることをすぐに分かってもらえない人はたくさんいる。そういう人たちの思いを少しでも伝えていけたら」

【 2017年02月16日 16時30分 】

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