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アユの稚魚、琵琶湖沿岸部で激減 漁業者ら懸念

ヒウオの魚群が沖合に偏っているとする調査結果を聞くアユ資源緊急対策会議の出席者(大津市におの浜・県水産会館)
ヒウオの魚群が沖合に偏っているとする調査結果を聞くアユ資源緊急対策会議の出席者(大津市におの浜・県水産会館)

 琵琶湖のアユ稚魚「ヒウオ」の漁獲量が激減している問題で、滋賀県は30日、3月の沿岸部の魚群調査が増加の予想に反して平年の3%に魚群が激減していたことを対策会議で明らかにした。一方で、沖合も含めた調査では昨年以上の魚群が見つかり、「沖合いにはいる」と推測したが、漁業関係者からは不安の声が続出した。

 県は、沿岸部を1周する魚群調査を毎月実施。1月、2月はそれぞれ平年の10%(37群)、17%(60群)と少なかったが、魚群数は増加傾向にあった。3月中旬の調査では13群と平年の372群を大幅に下回った。

 ただ、沖合も含めた全域調査では昨年の1・2倍にあたる252群が見つかり、「成長が遅く、沖合に偏って分布している」と分析。沿岸のえりで漁獲が増えるのは4月以降になると推測した。

 一方県漁連は、3月の漁獲が昨年の約4トンに対し約200キロと大きく落ち込み、1月~3月30日の漁獲も昨年同期比で12分の1になったと報告。漁協の組合長らは「沖合にいるというが、とれる状態ではない」「完全に生態系が狂ってしまったのではないか」と懸念を示した。

 県は今月下旬にも、来シーズンに向け、今秋の放流量の増強が必要かを判断する方針を説明した。

【 2017年03月30日 22時20分 】

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