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家康「伊賀越え」案内、土豪の子孫対面 滋賀、400年超え

徳川家康に関する古文書などに目を通す(右から)平井さんと宮田さん、杉本さん=大阪府交野市星田2丁目
徳川家康に関する古文書などに目を通す(右から)平井さんと宮田さん、杉本さん=大阪府交野市星田2丁目

 1582(天正10)年の「本能寺の変」を受け、徳川家康が河内国四條畷から本拠地の岡崎城へ逃げ帰った「伊賀越え」を調べている郷土史家の杉本友幸さん(66)=滋賀県甲賀市信楽町小川=がこのほど、家康一行を道案内したと伝わる土豪の子孫2人を引き合わせた。古文書に目を通しながら、約400年前の先祖たちの営みに思いをはせた。

 杉本さんは県内外の各地を回り、ゆかりのある各家を訪ねるなどして独学で伊賀越えルートの解明を進めている。会ったのは、平井邦和さん(67)=大阪府交野市星田2丁目=と宮田栄司さん(72)=三重県伊賀市丸柱。8日、平井さんの自宅に杉本さんと宮田さんが訪問した。

 伊賀越えの際、平井家は家康らに食事を提供して道案内を行い、宮田家も一行を警護したという伝承が残る。また平井家の古文書には、1615(元和元)年の大坂夏の陣で家康が同家に宿泊したとの記録がある。3人は「織田信長と同盟関係だった家康にとって、信長に反感を持っていた伊賀を通ることは最大の命の危機だった」「徳川家と平井家はもともと交際があったのだろう」と歴史談議で盛り上がった。

 杉本さんは「伊賀越えの成功がなければ江戸幕府はなかった。貴重な郷土史をもっと知ってほしい」と話す。

【 2017年04月24日 11時50分 】

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