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琵琶湖の赤潮、8年間発生ゼロ 水質改善対策が効果?

琵琶湖の赤潮発生日数
琵琶湖の赤潮発生日数

 富栄養化が原因とされる琵琶湖の赤潮が、8年間発生していない。1977年5月27日、赤潮の大発生が初確認されて27日で40年。水質改善対策が成果を挙げているとみられるが、滋賀県は「天候や気温にも大きく左右される。気を抜けない状況であることは変わりない」とみている。

 県によると、琵琶湖の赤潮発生が最も多かったのは79年度の17日間。78、79年度は2年続けて発生水域が20カ所を超え、96年度まではほぼ毎年赤潮が発生していた。97年度からは発生の頻度が減少し、2009年5月12日に大津市沖など5カ所で発生して以降は確認されていない。

 琵琶湖の赤潮は、植物プランクトン「ウログレナ・アメリカーナ」の大量発生が原因で、水が赤褐色になり、湖水が生臭くなるなどの影響が出る。

 湖国では78年に結成された「『びわ湖を守る粉石けん使用推進県民運動』県連絡会議」を中心に、住民たちが原因プランクトンの栄養源となる窒素やリンの削減に向けた「石けん運動」を展開。県も窒素やリンを規制する「琵琶湖富栄養化防止条例」を制定し、下水道網の整備を急ぐなど水質保全対策を進めてきた。琵琶湖に流入する窒素量は85年度は1日18トンだったが、15年度は14トンに減少。リンも1日1・2トンから0・6トンへ半減した。

 一方、赤潮と同様に植物プラントンの増殖が原因のアオコは16年度に44日間確認されており、昨夏には別の植物プランクトンが原因とみられる水道水のカビ臭も湖東地域で発生した。県琵琶湖政策課は「汚濁負荷は着実に改善しているが、地球規模の気候変動など大きな視点も含めて調査と研究、対策を進めていく」としている。

【 2017年05月27日 08時00分 】

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