出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

琵琶湖の学習船、引退後は? 滋賀県議会で議論

引退後の活用について注目が集まる「うみのこ」(大津市・大津港)
引退後の活用について注目が集まる「うみのこ」(大津市・大津港)

 本年度で役目を終える琵琶湖の環境学習船「うみのこ」について、引退後に「湖の駅」としてリニューアルし、記念館としても活用してはどうか、という議論が、30日の滋賀県議会6月定例会議であった。県の試算で、記念館にすると改修費とは別に、現うみのこの運営管理費と同じ年間1億2千万円程度の経費がかかるというが、三日月大造知事は「湖岸エリア活性化のための一つの手段として考えられる」とも答弁。県民にとって愛着の深い船だけに、引退後の在り方について注目を集めそうだ。

 現在の「うみのこ」は1983年に就航し、これまでに52万人の児童が乗船した。近年は親子二代で乗った家庭も増えているが、老朽化が著しく、新船の建造が来年5月の就航を目指して進んでいる。

 一般質問で山本進一議員(自民)が「初代学習船は琵琶湖環境学習の歴史そのもの」とし、「湖上のモール『湖の駅』として、またうみのこの歴史を振り返る記念館として再生してはどうか」と迫った。三日月知事は「今後必要となる経費をしっかり意識し、庁内や県内市町、企業等の活用意向も確認しながら方向性を決めたい」とした。

 県教育委員会によると、2014年に解体費を試算すると、スクラップの買い取り費を差し引いても1億円以上が必要になった。うみのこの運営に関する懇話会などでも、引退後の在り方について「活用を」「海外に売却しては」などの意見が出ている、という。ただ、海と違って湖から船を移動させることは難しく、母港の大津港に係留するにしても河川法などの規制をクリアする必要がある。

 三日月知事は「かかる費用を上回る効果を上げられるかについて、さらに多くの人の知恵を集められるような検討をしていきたい」としている。

【 2017年07月01日 08時47分 】

ニュース写真

  • 引退後の活用について注目が集まる「うみのこ」(大津市・大津港)
京都新聞デジタル版のご案内

    滋賀のニュース

      政治・社会

      避難所の食事、雰囲気づくり… 京都、災害備え学習会

      20180618000020

       大災害への心構えや備えを学ぶ「防災まちづくりの先進事例学習会」が17日、京都市中京区の..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      W杯出場イングランド監督が会見
      「若い選手のプレーが楽しみ

      20180618000012

       【ボルゴグラード共同】サッカーのワールドカップ(W杯)に出場するイングランドのサウスゲ..... [ 記事へ ]

      経済

      日本全国の米ずらり 京都BALにAKOMEYA、7月開店

      20180617000128

       コメを中心に食品や雑貨を販売する「AKOMEYA(アコメヤ) TOKYO」が7月7日、..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      長刀鉾稚児、大役の決意伝達 京都・祇園祭「結納の儀」

      20180617000117

       祇園祭前祭(さきまつり)の長刀鉾(京都市下京区四条通烏丸東入ル)が、今年の稚児で同志社..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      ホンモロコ、閉校プールで養殖 京都、稚魚4万匹を放流

      20180616000054

       2015年から旧上宮津小(京都府宮津市小田)のプールで淡水魚ホンモロコの養殖に取り組む..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      「宇宙、懐かしい感じした」 山崎直子さん、京都で講演

      20180617000021

       日本人女性2人目の宇宙飛行士、山崎直子さん(47)を招いた講演会が16日、京都市左京区..... [ 記事へ ]