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嘉田前知事の出馬、各党に期待と警戒 衆院・滋賀1区

 前滋賀県知事の嘉田由紀子氏(67)が10月22日投開票の衆院選に滋賀1区から立候補する意向を固めた。県内で抜群の知名度を誇る嘉田氏の登場に、立候補要請した民進党関係者は攻勢への期待をふくらませる。一方、自民党関係者は警戒を強め、民進との共闘を模索していた共産党は対決姿勢をあらわにした。

 関係者らによると、嘉田氏は現在務めているびわこ成蹊スポーツ大の学長を30日で辞任する。民進の新党「希望の党」への合流と事実上の解党に伴い、希望に公認申請する予定。滋賀1区には、自民前職で3期目を目指す大岡敏孝氏(45)と、共産新人で元高島町議の斉藤幸子氏(60)が立候補の意向を示している。

 「1区だけでなく、他の県内選挙区にも『嘉田参戦』の効果が期待できる」。民進県連関係者は嘉田氏の決断を歓迎した。

 安倍首相の衆院解散意向が報じられ、解散風が吹き始めた17日。政界引退の意向を固めた川端達夫前衆院副議長(72)は真っ先に嘉田氏を訪ね、後継としての立候補を求めた。嘉田氏はその場で意思がないことを伝えたが、21日夜に川端氏が引退を公にし、前原誠司党代表からも直接要請を受けたことで、立候補へ傾き始めた。

 公認を受ける予定だった民進の事実上の「解党」と希望への合流で、支援者に立候補取りやめを求める意見も出たが、嘉田氏は「県内の自民議員を1人でも減らしたい」と29日に最終決断した。

 嘉田氏は、2期目の10年知事選で民主党(当時)県連の支援を受けて知事選史上最多の41万9千票を獲得。現在も三日月大造現知事誕生の原動力となった政治団体「チームしが」代表を務めるなど、県内に一定の影響力がある。

 だが知事在職中に結党した「日本未来の党」は、12年衆院選で大敗した経緯もある。嘉田氏に近い支援者は「嘉田さんも自分の選挙から7年遠ざかっている。どこまで票を伸ばせるだろうか」と慎重にみる。希望がどのように公認を出すのかも流動的だ。

 嘉田氏が立候補意向を固めたことに自民県連幹部は「県知事を2期務めて知名度はまだある。候補者の1人としてみると、わが党としては厳しい戦いになる」と警戒する。

 共産県委員会幹部は「安保法制に賛成し、改憲を認めるということだ。野党統一候補として支援することはありえない」と批判し、滋賀1区の共産候補を取り下げることはない、とした。

【 2017年09月30日 09時20分 】

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