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養殖ビワマス採卵ぞくぞく 滋賀産ブランド普及へ

採取した卵に、精子を混ぜ合わせる。白く濁り、受精が始まる
採取した卵に、精子を混ぜ合わせる。白く濁り、受精が始まる

 滋賀県米原市上丹生の醒井養鱒場で、養殖ビワマス(ビワサーモン)の採卵作業が進んでいる。卵から2年間かけて育てた親魚の腹をしごいて卵と精子を採取し、受精させる。湖国産ブランドマスの普及へ、細心の作業が続けられている。

 体長35~45センチに成長した雌を池から出し、職員が採卵台に魚の頭を入れて腹を尾に向かってしごく。2、3回繰り返すと淡いオレンジ色の卵がポロポロとこぼれ出した。1尾から採れる卵は平均1000粒。雌を雄化させた「偽雄」も同様にして放精させる。

 混ぜ合わせて受精させた卵は、病原菌などを持ち込まないよう隔離されたふ化場で、水温12度の湧水の中で発生を待つ。発眼まで22~23日、さらに10日ほどで殻を破ってふ化する。発眼率は34%、ふ化率は35%。10万尾の稚魚を誕生させるためには、100万粒の卵が必要となる。

 採卵は10月中旬から始まり、11月下旬まで行われる。5センチまで成長した稚魚10万尾は、2月下旬に県内の11養殖業者に配布され、2年育成した後、市場に出荷される。

■養殖ビワマス 産卵期に卵や精巣に栄養が取られて食味が落ちることを防ぐ目的で、雄が生まれず雌も成熟しない「全雌三倍体化」されている。

【 2017年11月25日 21時00分 】

ニュース写真

  • 採取した卵に、精子を混ぜ合わせる。白く濁り、受精が始まる
  • 採卵台にのせた雌の腹をしごくと、オレンジ色の卵がポロポロと生み出される(米原市上丹生・醒井養鱒場)
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