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白票突出、滋賀県選管気付かず 不正の甲賀市は平均の倍

2017年衆院選の滋賀県の各市町の白票率
2017年衆院選の滋賀県の各市町の白票率

 昨年10月に行われた衆院選の開票作業で白票を水増しする不正な開票処理を行った滋賀県甲賀市の白紙投票の割合が2・58%と、県平均の2倍以上に突出していたことが、県選管のまとめで7日、分かった。一方、正しく集計した比例区の白票数は600票近く少なかったことも判明した。県選管は「不正があるとは思ってもいなかった」とし、投票結果の集計後も異常に気付かなかったという。

 担当者が白票を水増ししたと説明している甲賀市の小選挙区の白票数は1236票。投票者数が3倍以上の大津市に次いで多く、甲賀市の05年衆院選(1・00%)、09年(0・86%)、12年(1・13%)の白票率と比較しても不自然に増加していた。

 県内の選挙区別の白票率は1区が0・92%、2区が0・91%、3区が1・14%で、甲賀市を含む4区が1・67%。県平均は1・16%だった。

 同市の比例区の白票数は650票で、小選挙区よりも586票少なかった。甲賀市選管が廃棄した票数は明らかになっていないが、同市は一般的に比例区と選挙区の白票数は同程度になることから、廃棄された票数は600票程度と推測している。

 県選管によると、開票後の集計時や候補者の当選を決定する選挙会でも白票の多さは注目されなかったという。「当日は市議選も行われており、白票がどのような出方をするかも分からず、怪しいと気付くのは難しかった」としている。

 白票率は、選挙の争点や立候補状況などで増減するとされる。17年衆院選の滋賀県の白票率は過去5回の衆院選で最も高く、自民党の政権奪還や政党の乱立が特徴だった12年の1・04%を上回った。最低は旧民主党が政権を獲得した2009年の0・70%だった。

【 2018年02月08日 08時49分 】

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