一日一書




 仕事で熊本行。阿蘇山のみならず、至るところで湧水が自噴する水の豊かな郷であることを初めて知った。
 清の鄭燮(ていしょう)の「蘇」。「●」の二つの点が黄庭堅の面影を留め、「禾」の第二筆も左側から長く伸びる。終わりの四つの点を順に力を強めつつ打っている姿は最大の見所。文は宋の蘇軾、黄庭堅に学んだことに触れた自作書論。
 ●は「くさかんむり」

(解説 石川九楊)


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