一日一書
彼岸入り。墓を洗い、花を供え、香を焼(た)き、掌(て)を合わせる。この時宗教のいかんに関(かか)わらず亡き親族や友人に語りかける要素は確実にある。その無宗教性こそ希望。宗教の、ではなく脱宗教の時代。
宋の蘇軾(そしょく)の手紙から「拝」。偏も旁も手とは俗説。偏は手、旁は=花。腰を低めて拝む姿。偏のはねで筆毫が乱れ、もつれた。
(解説 石川九楊)
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