一日一書
日本が加担したイラク侵攻の日、いたたまれなくて近くの上野公園に散歩に出かけたら鳩の餌を烏が横取り!
気を取り直して、私の愛する書を。良寛が知人の菓子屋に白雪羔を所望する手紙の中の一行「多末者利多久候(たまはりたくそうろう)」。「たまは」を過ぎ、ゆれる「り」以降の、繊細でありながら針金のように強靱(きょうじん)な骨格の豊かな表現は絶品。
(解説 石川九楊)
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