一日一書




 東海道は江戸日本橋から京都三条大橋まで。日本橋架橋400年。
 九成宮醴泉銘の「架」。第六画の横画はあくまでまっすぐと思いきや、字画の上辺は定規で引いたように直だが、下辺は反る。筆尖が字画の上部をまっすぐに進む一方で、筆毫の腹(胴)の側は起筆部と終筆部で開くから。筆毫の跛行(はこう)−それが書の魅力と魔力の源泉。

(解説 石川九楊)


[3月のバックナンバー]