一日一書




 敬老の日。近年は百と書く人が多い。だが、かつては戈(ほこ)部のみに大胆に略した「戈」、さらに点を欠く同音の「才」とたいていの人が書いた。他にも●や■の字、字をよく見かけた。誤字や略字も歴史の原動力。書くことを楽しむ機会が減って造字力が減退したのは惜しまれる。
 大盂鼎(だいうてい)の金文「才」。このに同じ。



(解説 石川九楊)


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