一日一書




 今年は秋刀魚が豊漁で寸(かた)も大きいと聞いていたが、どうも当たりが悪い。寿司屋ではこの時期刺身が出回るが、馴れないせいで手が出ない。それにしても、缶詰以外の煮秋刀魚がないのはなぜだろう。脂がこもるからか、いや、七輪で煙を上げて焼くスタイルが強烈だからだろう。
 初唐の李懐琳の絶交書の「刀」。右肥左痩。

(解説 石川九楊)


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