一日一書




 掃除は東アジア漢字文化圏の伝統。掃き目のない龍安寺石庭は石ころごろごろの荒庭。箒(ほうき)は筆の変種、掃くことは書く=内省すること。外と心の塵(ちり)を拂(はら)う。かつて私が通った珠算塾で、騒ぐと「○○君掃除!」と居残り掃除を命じられた。
 空海風信帖の「拂」。「●」第一画の左がもう少し短いか、逆に長いと均衡が決まる。
 ●は「てへん」

(解説 石川九楊)


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