一日一書




 文字を石に凹に刻(ほ)り込むのを陰刻、凸に刻り残すのを陽刻と言う。印では前者は白文、後者は朱文。北魏龍門石窟中の珍しい陽刻の碑文・始平公造像記の「濯」。エッジが鋭く極限まで太い字画は刻り方のせい。刻字というより文字彫刻の趣き。第二の「●」部の右肩は欠けている。
 9・29、クリーニングの日。苦肉の命名?



(解説 石川九楊)


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