一日一書




 平等院鳳凰堂で宇治関白・藤原頼道(よりみち)をしのぶ関白忌。宇治の春開幕。
 宋・黄庭堅の草書体の超名筆・李白憶旧遊詩巻から「鳳」。「かぜがまえ」から明らかなように、一つの字画を「ス・ス・グ・グ・グイ・グイ」と多折法で書き、複雑な表現の水準を切り開いた。第一、二筆の下部が不揃(ぞろ)い。「鳥」部は頭を左に倒す。

(解説 石川九楊)


[3月のバックナンバー]