一日一書




 雪が溶け、土が顔を出し、土や草木が匂う北国・雪国でこそ春は輝く。とはいえ、どこでも春は待ち遠しい。今日、東大寺二月堂のお水取大松明(たいまつ)。関西に本格的春到来。
 明末王鐸の詩の草稿から「取」。「耳」部からの勢いで旁「又」の第一筆が長く偏から遠ざかったが、最終筆を深く沈めることで均衡を回復。

(解説 石川九楊)


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